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2018年4月29日 (日)

「リズと青い鳥」を観ての感想(ネタバレバリバリ)

というわけで、「リズと青い鳥」を観てきました。

まあ、タイトルからは何の映画?と思うかもしれませんが、
要は、地上波で放送されたアニメ「響け!ユーフォニアム」の外伝(続編?)
に当たる作品で、所謂大量退部事件における首謀者だったフルートの
傘木希美、そしてオーボエの鎧塚みぞれをメインに新三年生がコンクールを
迎えたときの一エピソードですね。

まあ、基本的に台詞も描写も展開も明示的だったと思いますので、
思い出せる限り展開に沿って感想を書きますと、

まず、冒頭の登校時。まるで刷り込まれたかのように希美の後を
付いて行くだけのみぞれ。もうみぞれの依存度が半端無くなっているのが
良く解りますよね。ここで既に私の胃がキリキリしていくのも分かりますw。

そして、disjoint。

で、二人だけで吹き始めたのが今年の自由曲らしい「リズと青い鳥」という作品。
原作である童話をイメージして作曲されたものらしい。
そして、第三楽章にフルートとオーボエのソロの掛け合いがあるということで
練習し始める。ここで、みぞれが希美から一席空けて座っていたのが非常に
印象的でした。

そして、リズと青い鳥の原作が示されていき、リズと少女それぞれの心情の
解釈が模索されていくと共に、希美とみぞれが互いに対して抱いている想いも
示され始める。

まずは希美がフルートパートのかしましい中で人気者となっていること
に対するみぞれのある種独占欲から来る嫉妬。それを明示するために、新キャラの
後輩梨々花が効果的に使われてましたね。

そして、無事希美とみぞれがそれぞれソロを勝ち取り、第三楽章の練習が始まって
みると、何だかしっくり来ない。

これに関しては久美子と麗奈の唯一の魅せ場と言っても良い、フルートとオーボエの
ソロの掛け合いをイメージした演奏もある訳ですが、まあ麗奈らしいですよね。
でも、そういう意味では久美子と麗奈も互いを特別同士と認め合っている
似たような間柄なんですよね。

また、部活とは別に三年生として進路の話題になり、みぞれは考えもしていなかった
音大進学という道をトレーナーの新山から提示される。

それを知った希美は、ここではまだ理由は明示されてはいませんが、ふと、私も一緒に
行こうかなと不用意に言ってしまい、みぞれをその気にさせてしまう。

それを聞いた優子と夏紀はその危うさに気がついてしまう。むしろ優子にはこれまでの
事件に密接に関わってきた当事者としてもっと早く気がついて欲しかったところです。

あ、ここら辺でお祭りとプールの話が出ますが・・・何故無いの?(血涙)

ここまで来て、希美とみぞれのズレを示すピースが揃って、いよいよみぞれは新山から
ソロに対する姿勢、特にリズと少女の心情についての自分の考えを問われる。

まずは、当初から言っていたように、みぞれは大事なものを手放すリズの気持ちは
分からないと繰り返します。それに対して新山が決定的な問いを投げかけますよね。
じゃあ、少女だったら?と。

そうなんですよね。展開上、明らかにリズ=みぞれ、少女=希美のイメージで
示されてきましたが、逆だって当然考えられるんですよね。
もっと言うと、みぞれが自由な希美を縛っているだけでは無く、希美がみぞれを
依存させて縛り付けているのではないだろうか?と。

それを見事に示したのが、吹っ切れたみぞれの鮮烈な演奏。みぞれは喋り下手なので、
言葉では自分の気持ちを示すことが出来ない。しかし、それを補って余りある程の卓越した
演奏表現力がみぞれには有る。

これによって我々鑑賞者と共に希美も打ちのめされましたね。

そして明かされる希美がみぞれに抱いている音楽プレイヤーとしての嫉妬。本編
含めてこれまで示されてきたように、希美は音楽に対して情熱を持っているからこそ
みぞれのセンスには嫉妬せざるを得ないんですよね。そして同時に新山に誘われ
なかった事も重なりましたよね。まあ、でもこれは希美が昨年のコンクールでは
演奏していないんだから当たり前だと思うんですけどねえ。

そして、希美もみぞれも互いが互いに今抱いている想いを打ち明け、
今のところとりあえずはソロの掛け合いを完璧に仕上げて全国大会を
目指すと言うところに落ち着いて、相変わらずみぞれは希美に付いて行ってますが、
それは希美が寄り道を誘っているだからで、明らかにみぞれは希美に対等になりつつ、
もう少しで横に並びそうな感じを出してましたよね。そして再びjointして、終幕ですね。

まあ、とにかく大がかりなイベントは抜きで、ひたすら部活内の練習風景に
絞って、彼女たちの心情描写にターゲットを絞ってましたよね。
そういう意味であたかも自分もあの中の部員でそこに居るかのような錯覚みたいな
臨場感が有りましたよね。非常に凝っていた劇伴もそれに見事に貢献してました。

どこにでもある部活で織りなされる少女達の思春期まっただ中の青春。
非常に良かったと思います。

後、、、一応元吹奏楽部員としてツッコませて頂くと、公立高校の吹奏楽部で
コントラファゴットとハープ用意するとかハンパじゃないですよねwww。

てか、自由曲で4楽章全部演るの?どういう自由曲構成なのか
全く分かりませんでした。

まあ、とにかくみぞれが終始ヤンデレで(ヲ?w)、私の胃は
キリキリしっ放しでしたw。

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