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2010年11月16日 (火)

TBS版(京アニ版)「Kanon」全話観ての感想

というわけで、TBS版(京アニ版)「Kanon」全話観ました。

この作品は、おそらく私をこの世界に引きずり込むきっかけとなった作品の一つなわけですが・・・(^^;;)

いやあ、それにしてもさすが京都アニメーションと言うべきか、画が見事でしたね。ゲーム版の名シーンもちゃんと忠実に再現されてましたし。

それにBGMもゲーム版で使われた曲をちゃんと使用していて、もう大満足でした。

内容としては、真琴、舞、栞のエピソードを一つずつこなしていき、最後は名雪とあゆによる物語の核心に迫るラストエピソードにつなげる、まあ、いわばフジテレビ版と同じ展開(まあ、これが素直な展開だと私も思います)だったわけですが、TBS版のオリジナルとして興味深かったのは、「本物の真琴を登場させたこと」と「名雪の傷心に、香里の登場+栞のエピソードを絡ませたこと」ですね。

前者は、正直びっくりしました。おそらく誰も予想出来ない展開だったんじゃないでしょうか。まあ、それほど影響のあるエピソードにはなりませんでしたが、印象には残りましたね。

後者は、まあ有り得る展開だとは思いました。実際、私がゲーム版をプレイしていたときも、重なる部分があるよなあと感じていたところでしたので。(まあ、でもぶっちゃけ、私はそもそも「秋子さんの事故」はあんまり良い展開では無いというか、イベントでは無いと常々思っていたんですよねえ。何か取って付けた感があると言うか、必然性が感じられないというか・・・やっぱり唐突なんですよねえ。)

で、話の内容として、一番気になったのは、やっぱり「祐一とあゆの恋愛関係」なんですよね。

これは、フジテレビ版でも感じたことなのですが、あの話の流れでどうして祐一があゆのことを好きになるのか!と思ってしまって、全然感情移入出来ないんですよねえ。

特に、フジテレビ版では、舞を佐祐理に、栞を香里に、最後に逃がしたことで、祐一と彼女らとの関係を希薄にすることによって、あゆとの恋愛感情に持っていくという手法は、まだ納得は出来たのですが、このTBS版では舞とも栞とも最後まで関係を残していたわけですから、彼女らの方がよっぽど恋愛感情を感じるはずであると思わされるわけです。この辺は、結構違和感を感じたところではありますね。

極端に言えば、あの展開だったら、祐一とあゆを恋愛関係にしなくても、十分物語として成立していたと思うんですよねえ。祐一とあゆには7年前も含めて、すでに十分絆が出来ているわけですから、祐一があゆのために取る行動に対して、恋愛感情がなくても、十分説得力を付けることは出来るんではないかと思うわけです。この辺は、視聴者個々の考え方だとは思いますが。

そして、最終24話で、いよいよあゆが目覚めるわけですが、実は私は、あゆが突然目覚めるというゲーム版の展開は正直気に入ってないんですよねえ。何かご都合主義的に感じられて。それに対してフジテレビ版では、祐一があゆの病室に迎えに行くという展開にアレンジしてくれていて、これは個人的に非常に納得のいくものでありました。そして、このTBS版ですが、さらに見事にアレンジが加えられていて、もう十分満足いくものになっていました。そう言う意味で、この最終話は本当に見事な締め方だと思いました。(しかし、舞は随所のおいしい場面で祐一の導き役になってましたね。お前は神様か!って思わず突っ込みたくなりました。(^^;;))

ただ・・・実は、23話終了の時点では、このまま名雪ENDでも良いんじゃないかなあ?とか思ったりもしたのですが(^^;;;)、それはやっぱり許されませんでしたね。名雪、何て不憫な娘!(爆)

まあ、長々と書いてしまいましたが、やっぱりこの作品は、間違いなく名作だと思いますので、未視聴の方は、是非観るべき作品だと思います。(まあ、本当は視聴の前に、ゲーム版を是非プレイして存分に泣いてからの方が良いかと思いますが。(^^;;))

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