« アニメ版「咲」第8話の感想 | トップページ | アニメ版「咲」第9話の感想 »

2009年7月 1日 (水)

「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の感想(ネタバレ有り)

というわけで、本日観てきました。

うーん、正直微妙と言った感じですね。

この映画ってほんとつくづくTV版観ていることが前提になってるよなあと思わされましたね(まあ、「序」の時点ですでにそうだと言われればそうなんでしょうが)。でも、今作は特に「はしょり」度がすごかったと思います。

全然キャラ描写が無いままにストーリーだけが展開していくので、各々のキャラがどうしてそういう行動をとったのかが全くと言っていいほどわからなくなってしまうんですよねえ。特にアスカとレイの心情がTV版とは異なった風に感じとれましたので、なおさらその辺をしっかりと描写して欲しかったですね。

まあ、おそらく今作の見せ場は、例のトウジとアスカを交代して、そしてクライマックスの戦いでは代わりにマリを持ってきつつシンジがレイを助けるために戻ってくる展開にしたところなんでしょうね。

前者は興味深い変更だったと思います。特にアスカが使徒に取り込まれるところでは、アスカの心情が絡んでいる風にも取れましたので、この辺はいろいろな解釈が出来そうかと思います。ただ、結局はこの劇場版を観ている人のほとんどがTV版も視聴済み、すなわち頭の中にアスカ像が出来上がってしまっているからこそ、あのシーンの衝撃度がTV版と同様に感じ取れましたが、もしこの劇場版だけしか観ていなかったとしたら、アスカという人物がほとんど描写されないままでしたので、そこまでの衝撃度を感じられたかというと微妙ですね。そういう意味でも、キャラ描写をもっとちゃんとやって欲しかったですね。

後者の方はTV版では加持が大きな役割を担っていましたが、今作ではレイが取り込まれてしまったという割とわかりやすい展開で持っていったと思います。でも、展開の説得力では今作の方が良かったと思います。

そういえば、新キャラのマリですが、彼女はこのエヴァにはいなかったタイプのおもしろいキャラでしたので、そういう意味ではもっとシンジに絡ませて欲しかったですね。その点は残念です。

まあ、ぶっちゃけて言ってしまうと、庵野監督が何としてもリメイクしたかったものがこれだったのかと思ってしまいます。正直言って、これだったら素直にOVAなりTVなりもっと表現する時間の余裕を取れるものにして、もっとじっくりとキャラの心情なりを描写したものにして欲しかったですね。所詮劇場版では時間が足り無すぎたと思います。

p.s.そういえば、カレカノの曲が何故か使い回されてましたが、これも個人的にはやめてほしかったですね。あの曲を聴いただけで、カレカノのシーンが思い出されてしまって、集中がそがれました。

|

« アニメ版「咲」第8話の感想 | トップページ | アニメ版「咲」第9話の感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の感想(ネタバレ有り):

« アニメ版「咲」第8話の感想 | トップページ | アニメ版「咲」第9話の感想 »