« 「咲」第2巻の感想 | トップページ | 「神様家族」全話観ての感想 »

2007年6月13日 (水)

アニメ版「ひとひら」全話観ての感想

さて、アニメ版「ひとひら」いよいよ最終回を迎えましたので、全話通しての感想ですが、

まあ・・・何というかとりあえず良かったかなと言う感じです。「第7幕、倉庫での榊と野乃」、「第9幕、本番での麦」、「第11幕、舞台での麦と佳代」など単発のパンチは確かにあるのですが、それらによってKOさせられるまでには至らなかったというか。

なんですかねえ、ストーリー構成の問題というか、そもそも結局本作品の主題をどこにおいていたのかというのがあまり明確に感じられなかったからでしょうか。最終話もかなり抽象的なシーンを用いており、ここら辺りも違和感があり何を伝えたかったのかと言う感じでした。(まあ、卒業・旅立ち・船出・別離といったところなのでしょうが)せっかく、ここまでごくありふれた高校の日常を前面に出してリアリティを尊重していたと思ったのですが。

また、明確さが感じられなかったという意味では、ヒロイン・麦がしっかりと一人歩きしていなかったのもあるのではないかと思います。まあ、ああいう性格の設定ですから能動的に主張しないのはそうなのですが、それを跳ね返すほどの何か視聴者を惹きつけるものがあっても良かったのではないかと思います。

しかし、逆に好意的に見れば、「演劇研究会の劇をクライマックスに持ってくる」とか、「演劇研究会と演劇部合同で卒業式にプリマヴェーラを演る」など、ベタベタな展開にしなかったというのは良かったのではないかと思います。

さて、ストーリー等メインの部分から、少し離れますと、実は個人的にはモブ等細かな演出については、この作品かなり気合いを入れていたのではないかと思います。メインキャストのシーン時に、何気なく遠くから聞こえるようなモブの話し声や物音、そして吹奏楽部の音だしなど、地味ながらこだわっているんですよね。こういうのがちゃんとあると、やっぱり臨場感が出てきますよね。この辺は上でも述べたリアリティに繋がっていたと思います。

後は・・・今作品はやっぱり榊部長を演じた雪野五月さんですかね。「第7幕、倉庫での榊と野乃」のシーンなんか、真に迫っていて本当に鳥肌が立ちました。神がかってますよね。

とまあ、なんだかグダグダと、とりとめのない感想を書いてしまいましたが、一つの作品として興味深いとは思いますので、もし機会がありましたらご覧になってみてください。

|

« 「咲」第2巻の感想 | トップページ | 「神様家族」全話観ての感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アニメ版「ひとひら」全話観ての感想:

« 「咲」第2巻の感想 | トップページ | 「神様家族」全話観ての感想 »